【最強！個包装ナッツ】ナッツ愛好家がエブリデイナッツを徹底レビューしてみた

Amazonや楽天で「ミックスナッツ」と検索すれば必ず出てくる人気商品がエブリデイナッツです。コスパ最強と言われることもあるようですが、他のナッツは1,000円ちょっとで買えるのに、このナッツは2,000円以上します。また、Amazonのレビューでは低評価も多いようです。本当に良い商品なのでしょうか？

安心してください。この記事では、2年間ナッツを食べ続けてきた私が、エブリデイナッツを世界一詳しく商品レビューしてみました。エブリデイナッツが《個包装ナッツ界の王》だと考える理由や、コスパ最強・Amazon低評価の真相についても考察しています。購入を検討してたり、購入にちょっとでも不安を感じてるなら必読です。

エブリデイナッツは4種ナッツが入った個包装！

エブリデイナッツはカリフォルニア堅果が販売する個包装ミックスナッツ。小分けされたナッツがずっしり30個も入っています。ちょうど1か月分だから「エブリデイナッツ」なんですね。

エブリデイナッツを購入してみると、箱が意外と大きなことに驚きます。ぎっしり詰め込まれた個包装ナッツは、持ってみると重さを感じます。

個包装ひとつあたりの内容量は35g。
「専用特殊銀箔袋」という変わった袋に小分けされています。

少し厚くて硬い袋ですね。
この袋で、ナッツの大敵である日光や湿気を最大100%遮断しています。

そして袋を開けてみると、、、

4種類のナッツが現れました！

開けた瞬間、ふわっとナッツの香りが漂います。35gなので確かに量がありますね。

エブリデイナッツ詳細

商品名	エブリデイナッツ小分け4種ミックスナッツ
製造者	株式会社カリフォルニア堅果
内容量	1.05kg（35g×30袋）
価格	¥2,479
原材料名	アーモンド、くるみ（アメリカ産）カシューナッツ（インド産）マカダミア（オーストラリア産）。 くるみ、マカダミアは生。
栄養成分表示	1袋（35g）あたり エネルギー212kcal / たんぱく質6.01g / 脂質19.2g / 炭水化物 7.36g / 食塩相当量 0g
商品リンク	Amazon楽天市場Yahoo!

エブリデイナッツに入っているナッツは？

アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツの4種類のナッツが入っています。

エブリデイナッツの特徴は？

エブリデイナッツは35グラムずつ30袋に小分けされています。持ち運びに便利なことはもちろん、いつでも開けたての新鮮なナッツを食べられることが最大の特徴です。

エブリデイナッツはどんな人にオススメ？

毎日のナッツ習慣をつくりたい人・手軽にナッツを食べたい人・いつでも新鮮なナッツを食べたい人にオススメです。

コラム　カリフォルニアの風がふいた日

エブリデイナッツを《個包装ナッツ界の王》と呼ぶ5つの理由

高コスパ！1袋82円！

個包装ナッツは、小分けにされているから本来は値段が高いんです。でもエブリデイナッツは1袋が82円（≒¥2,479÷30）なので、毎日手頃な価格で食べることが出来ます。

同じくひと袋35gのナッツが入った、ローソンの「素焼き4種のミックスナッツ」と比較すると、その安さが分かりやすいですね。

販売	カリフォルニア堅果	ローソン
商品名	エブリデイナッツ小分け4種ミックスナッツ	素焼き4種のミックスナッツ
製造者	株式会社カリフォルニア堅果	共立食品株式会社
価格	¥82.3（1袋あたり）	¥225
内容量	35g	35g
ナッツの種類	アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ	アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ

ローソンが225円なのに対し、エブリデイナッツは82円です。

なんと半分以下の価格で食べることができます。仮に30日ずっとそれぞれのナッツを食べた場合、ローソンに比べてエブリデイナッツは¥4,271も節約して食べることができるんです。

ぴったり1ヶ月分だからナッツ習慣に◎

エブリデイナッツはその名前の通り「毎日食べてもらう」ことを意識してつくられています。

なので、1箱にはなんと30袋も入っています。

毎日のナッツ習慣にはうってつけですね。

持ち運びのしやすさも個包装ナッツならでは。毎日の鞄にエブリデイナッツを1袋入れて持ち運ぶだけで、かんたんに1カ月のナッツ習慣がつくれます。

専用特殊銀箔袋で鮮度長持ち

毎日エブリデイナッツをひと袋ずつ食べたとしても、食べきるまでには30日かかってしまいます。その間もずっと美味しく食べるために、鮮度維持は欠かせません。そこで大事なのは「袋」なんです。

エブリデイナッツのこの袋、やけにしっかりしているんですよね。それもそのはず、「専用特殊銀箔袋」という特殊な袋が使われています。

本当に湿気や日光を遮断してくれるのでしょうか。「しっかり目で見てみないとわからないよ！」という人もいるはずなので、実際に検証してみましょう！

検証①光を透かしてみる

中身が空になった袋で検証してみます。本当に日光を遮断できるのであれば、スマホのライトも透過しないのではないでしょうか。ということで、真っ暗な部屋でドキドキの検証です。

スマホのライトを後ろから当ててみると・・・

お見事！スマホライトが透過しません。もちろん日光には可視光以外の光もありますので、この結果だけで「日光を遮断した」とは言えませんが、光を通しにくい素材ということは疑いようがありませんね。

検証②水につけてみる

それでは湿気も最大100%遮断できるのでしょうか。いっそのこと、袋ごと水に浸けてみます！

ナッツを水に浸して、ひと晩放置！

そして結果は、、、

なんと！ひと晩、袋ごと水につけていたのに中に水は入っていません。手に取ってみても、相変わらずサラサラしたままです。

食べてみると、以前と全く変わらない食感でした。

• 水に強く
• 光に強く
• （おそらく空気にも強い）

現地厳選＆現地直送だから低価格なのに高品質

美味しくてコスパの良いエブリデイナッツですが、どうしてこの低価格を実現できたのでしょうか。カリフォルニア堅果のホームページを見てみると、次のように記載されています。

私たちは、その年に生産されたグレードの高い プレミアムナッツを商社を通さず、 オーナーが自ら現地農場で直接買い付け 毎年、自社工場まで直送しています。

会社案内 – カリフォルニア堅果

カリフォルニア堅果にはアメリカ支社が存在し、現地での仕入れにはこだわりを感じられます。実際、エブリデイナッツに利用されるアーモンドは US Extra No.1 等級となっています。

またカリフォルニア堅果では仕入れだけでなく生産、販売まですべて自社で行っています。広告にも費用をかけない徹底ぶり。少しでも安く、美味しいナッツを提供する努力が伺えますね。

毎日美味しいのはブレないナッツ比率にある

毎日食べたくなるナッツはどのようなナッツでしょうか。

• 美味しいナッツ
• 安いナッツ
• 種類が豊富なナッツ

どれも正解ですが、以外と見過ごしがちなのが「毎日同じ比率のナッツを食べられる」ということです。ナッツ比率がバラバラだと、食べ心地も変わりますし、栄養も変わってしまいますよね。毎日食べるミックスナッツだからこそ、安定したナッツ比率であってほしいものです。

エブリデイナッツにはアーモンド・くるみ・カシューナッツ・マカダミアナッツの4種類のナッツが入っています。実際にいくつか袋を開けてみると、ナッツの比率はおおよそ15：10：6：4となっています。

大袋のナッツの場合、袋の中でナッツの偏りが生まれやすいものです。大きなナッツほど袋の上の方に浮き上がってきて、底に小さなナッツが集まってしまいがちです。いわゆる「ブラジルナッツ効果」と呼ばれる現象ですね。

その点、あらかじめ比率を整えられて個包装されているので、こうした偏りを防止できます。バランス良くナッツを食べられますね。

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エブリデイナッツは本当に《コスパ最強》なのか？

グラムあたりの価格は安くない

エブリデイナッツの1gあたりの値段は2.36円です。コンビニのナッツと比べてみると確かに安いのですが、一番安いナッツではありません。

エブリデイナッツ同様に「コスパ最強」と言われているナッツに自然の館のラッキーミックスナッツがあります。ラッキーミックスナッツは850gの大袋ナッツで、1袋の値段は1,599円です。

比較としてセブンイレブンの素焼きミックスナッツも加えて、3つのミックスナッツの1gあたりの値段を見てみましょう。

販売	カリフォルニア堅果	自然の館	ローソン
商品名	エブリデイナッツ 小分け4種ミックスナッツ	素材そのまま ラッキーミックスナッツ	素焼き4種の ミックスナッツ
製造者	株式会社カリフォルニア堅果	有限会社味源	共立食品株式会社
1g当たりの価格	¥2.36	¥2.28	¥4.28
ナッツの種類	アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ	アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ	アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ

確かにエブリデイナッツは安いようですが、最安値でないことがわかりますね。

ただ、コスパを「グラムあたりの値段」でしか判断しないのは少しもったいないかもしれません。

エブリデイナッツの真価は15日後に現れる

ナッツが一番美味しい時は、ナッツの袋を開けたその時・その瞬間。袋を開けるとナッツが空気に触れてしまうから、酸化が進んだり湿気たりするんですよね。

たとえばポテトチップスを考えてみてください。ポテチを食べきれなくて残してしまうことってありますよね。そして翌日に残りを食べようとしたら、風味が悪くなっていたりモソモソとした美味しくない食感に変わっていたことはありませんか？

同様にナッツも、開封後からだんだんと美味しくなくなってしまうんです。

大袋に入ったナッツの場合、食べきるまでに1カ月ほどかかります。もちろん袋の口にチャックがついているものがほとんどです。でも袋を開けて半月も経つと、アーモンドの香ばしさが薄れていたり、クルミの噛み心地が変わっていたりします。

一方エブリデイナッツの場合、半月が経っても、そして1カ月が経っても開けたての美味しさのままです。上で紹介したように湿気などからナッツを守る「専用特殊銀箔袋」という袋を使っていたり、窒素充填によって酸化しないようにしてるんです。

この「ずっと開けたて」という価値は、エブリデイナッツよりも安い大袋ナッツには無い魅力です。また、同じように小分けされたナッツと比べてみても、エブリデイナッツはズバ抜けた安さなんです。こんなナッツは他にありません。

毎日食べるナッツなら、エブリデイナッツこそコスパ最強なんです。

Amazonレビューは酷評だらけ！？真相を探るためにレビュー分析してみた

低評価は2018年と2021年に集中

2017年から2022年5月までのレビューを各年ごとに集計してみると、次のような結果となりました。

この表を見てみると、2018年と2021年が際立って低評価（☆1〜2）が多く、高評価（☆4〜5）が少なくなっていることがわかります。

2018年は変革の年だった？

2016年に販売が開始されたエブリデイナッツは、幸先のいいスタートを切ります。それまで主流でなかった個包装ナッツを販売し、鮮度・品質ともに良いミックスナッツは多くの人に受け入れられました。

しかし2018年6月、雲行きが怪しくなります。

以前に比べ明らかな品質低下が発生！

アーモンドが湿気てしまっていたり、風味もずいぶんと悪くなっていたようです。それまで好評だったからこそ、品質低下が際立っていますよね。この時期に購入していた人のうち、もう買わないと決める人も少なくなかったよです。結果として、2018年は最も低評価率の高い年となりました。

2016年から販売されたエブリデイナッツは、高評価と口コミに支えられ、売り上げを伸ばしていました。ナッツ自体の品質の高さから、毎月購入するリピーターも現れ始めます。このような需要の伸びは想定よりも多かったのではないでしょうか。

売上が増えると生産量も増えます。生産量が増えると管理が必要な事柄も増えていきます。

• 仕入れの問題
• 労働者の確保
• 在庫管理手順 など

こうした背景から、生産体制自体も刷新する必要があったのかもしれません。その際にマニュアルの整備が遅れてしまったり、先入れ先出し（古い在庫から優先して使う）の乱れが発生する可能性もあります。

もちろん、美味しくないナッツを販売してしまったことは問題ですが、生産体制が整ったのであろう時期からは評価が回復します。実際、2018年の低評価レビューは6月から9月に集中していて、それ以降は高評価も増えていきます。そして翌年の2019年は、高評価率が2番目に高く、76.11%が高評価という結果を残しています。

年	低評価	高評価
2017	7.32% (9件)	82.93% (102件)
2018	27.93% (62件)	60.36% (134件)
2019	19.47% (22件)	76.11% (86件)
2020	20.18% (92件)	73.03% (333件)
2021	24.48% (83件)	63.42% (215件)
2022	11.50% (13件)	69.03% (78件)

不評？ブラジルナッツ入りの2021年

エブリデイナッツは2021年の5月頃から数か月間だけブラジルナッツ入りで売られていました。

ブラジルナッツといえば、ナッツ界イチ栄養豊富なナッツとして知られています。強い抗酸化力を持つミネラルのセレンは、一粒で一日の必要摂取量をカバーできるほど。こうした点から、健康食品としてたびたび注目されています。

ブラジルナッツはナッツの中でも特に栄養豊富❣️生活習慣病予防にもなる不飽和脂肪酸が50%も含まれている上、抗酸化作用のあるセレンも豊富✨️セレンが多いと言われる鰹節でも100gあたり320μgなのに、ブラジルナッツは1粒5gで96μgも‼️😳でも食べ過ぎはセレン中毒になるので1日1粒 💪 #ブラジルナッツ pic.twitter.com/LUHlBJbiWH

— モモ@2年間ナッツを食べてみた (@momo_nuts365) June 30, 2022

毎日食べるエブリデイナッツだからこそ、栄養豊富なブラジルナッツを見逃しません。2021年には、各袋に1粒ずつブラジルナッツを入れて販売しました。なぜ1粒なのかといえば、ブラジルナッツに含まれるセレンは1粒で必要摂取量となるからです。2粒3粒と食べてしまうと必要摂取量をオーバーしてしまいます。健康に良いセレンですが、過剰摂取はセレン中毒を引き起こす可能性もあるため、一日一粒が上限なんです。

ナッツ界のスーパーフードを仲間に加えたエブリデイナッツは、さぞかし好評だったのだろうとレビューを覗いてみると……

見事に大不評でした。この要因は次の2つです。

1. ブラジルナッツはそもそも美味しくない
2. ブラジルナッツは在庫サイクルが悪い

まず、ブラジルナッツは万人受けされるナッツではありません。美味しくないと言えば語弊がありますが、土っぽい、独特の風味のあるナッツです。脂質が多く「マカダミアっぽい」と表現されることが多いのですが、マカダミアナッツを期待して食べると薄皮の土っぽい匂いに驚きます。それまでアーモンドなどの食べやすいナッツを多く食べてきた人はなおのことでしょう。「なんだこのナッツは！くさい！美味しくない！鮮度が悪いのか！？」そう思っても仕方ないかもしれませんね。

次に、ブラジルナッツは在庫のサイクルが遅いんです。それもそのはず、エブリデイナッツひと箱にブラジルナッツは30粒しか入りません。在庫の減りが遅いから、仕入れから販売までに期間が空いてしまいますよね。ナッツは鮮度が命の食べ物です。在庫サイクルが遅いということは、それだけ新鮮さが失われてしまうということでもあります。その結果、湿気てしまったり脂が酸化して渋くなったりしてしまったのでしょう。

この ①独特の風味 と ②在庫サイクルの遅さ が低評価が多くなった原因ですね。特に ①独特の風味 に関しては、購入者の嗜好の方向性が違うと考えたのか、9月頃からはブラジルナッツ無しのいつもの4種ミックスナッツでの販売を再開しました。

前進を続けるカリフォルニア堅果

アインシュタイン曰く「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」だそうです（ホントは言ってないらしいですが→ 参考）。何かを変えないと、良い結果も悪い結果も得られません。

売上規模の拡大のために生産ラインを再構築するのも、新たなニーズの開拓のためにブラジルナッツを取り入れてみるのも、エブリデイナッツとカリフォルニア堅果のチャレンジです。もちろん美味しくない・好みでないナッツに当たってしまうことは不運ですが、それもまた挑戦した結果なんです。

2022年に入り、低評価は2017年に次いで2番目に少ない11.5%です。さまざまな挑戦を経たからこそ、美味しいナッツを美味しく届けてくれています。

ここまで読んでくれたあなたにだからこそ、重ねて言います。エブリデイナッツはコスパ最強のミックスナッツです。安いだけでなく、美味しい上に、いつまでも開けたての新鮮さです。

まだ買ったことがない人には是非ともオススメのミックスナッツです。2018年や2021年にショックを受けて購入を避けてしまった人でも、2022年のエブリデイナッツを食べてみてください。