【2年継続】私がお昼にナッツを食べるワケ｜挫折から始まったお昼ナッツ食

「お昼ナッツ食」とは、お昼ごはんをナッツに置き換えてみる食事法のこと。

私はお昼ナッツ食を2年間続けていました。
お昼ナッツ食を2年間継続して実感した5つの効果については別の記事にまとめています。

それではどうして2年間もお昼ナッツ食を続けられたのでしょうか。
そもそも何でお昼ナッツ食を始めたのでしょうか。

この記事では、お昼ナッツ食を始めようとしたきっかけについて書いていきます。

お昼ナッツ食は挫折から始まった？

『空腹こそ最強のクスリ』とは

『「空腹」こそ最強のクスリ』は「16時間断食」という言葉を流行らせた、断食をテーマにした1冊です。本書で紹介していた「オートファジー機能」って言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

断食を行ってだいたい12時間くらいで身体の古くなった細胞（たんぱく質）が分解され始めて、新しい細胞に作り直されるというのがオートファジー機能。身体に負荷をかけると逆に身体が強くなるかも？という「ホルミーシス仮説」と合わさって、健康の相乗効果が生まれます。

本書で紹介された16時間断食は、「食べない時間を16時間作るだけ」という手軽さで人気となりました。
昼食と夕飯は食べるけど、朝食を食べないだけで16時間断食です。
簡単ですね。

もともと朝食はあまり食べない派だった私。
16時間断食は難なくクリア。

そして24時間断食（1日1食）を目指すのでした。

ホントは24時間断食をしたかった

24時間断食はさすがに耐えられず、すぐ音を上げました。

会社で香るコンビニ弁当や牛丼、
でかでかと掲げられる家系ラーメンの看板、
牛角、スタバ、サイゼ、マクドナルド……
えとせとらえとせとら……。
世の中にはなんと誘惑が多いのか。

お昼休みに会社を抜け出し
ひとりで味噌ラーメンをすすりながら思いました。

ナッツという裏技、ナッツという免罪符

『「空腹」こそ最強のクスリ』には「どうしても空腹に耐えられないときは」として、次の方法を紹介しています。

ナッツ類は、古代人が主食にしていたもので、特に味つけされていない素焼きのナッツであれば、低糖質で塩分も少ない反面、良質な脂肪が含まれています。
血糖値の急激な上昇を抑えつつ、少量で満腹感を得られやすいという特徴があるのです。

（中略）

なお驚くべきことに、ナッツに多く含まれている不飽和脂肪酸が、オートファジーを活性化させることも、まだ研究段階ですがわかってきました。

青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』（太字は原文ママ）

お昼ごはんをナッツに置き換えてしまえば、
それはもう実質24時間断食に違いありません（違う）。

このようなちょっとした挫折がきっかけに、お昼ナッツ食は幕を開けたのでした。

「空腹感」の倒し方

ナッツを食べてもお腹は空く？

ナッツを食べ始めた日の午後は、物足りないような気分でした。

ナッツには多くの種類があります。
そのいずれも成分表を見てみると高カロリーです。

しかし、です。

ナッツを食べることで一瞬気が紛れるけれど、
ご飯のホカホカやお肉の脂を想像するとモヤモヤが止まりません。
カレーやラーメンの香りを嗅ぐだけでクラクラします。

『空腹こそ最強のクスリ』には「少量で空腹感を和らげることができ、腹持ちがよく、体に必要かつ健康や美容に有効な栄養素を摂ることができる」と書いていたのにお腹が空くのです！

なぜでしょう。
その答えは「空腹感」にありました。

「空腹」と「空腹感」は違う？

ナッツは「低GI食品」として紹介されることもあるように、食後血糖値を急激に上げにくい低糖質な食品です。
一方で、牛丼もラーメンもカレーも大量の糖質が含まれています。

糖質は脳にドーパミンを放出します。
やる気を向上させるドーパミンですが、糖質への依存も引き起こしてしまいます。
※ 砂糖依存症 – Wikipedia

このような糖質などのマイルドドラッグへの飢餓感が「空腹感」の正体なのでした。

空腹を乗り越える秘訣は「空腹＝やったー！」

空腹の乗り越え方は、多くありますが、私は次の2つを実践しました。

• 「空腹」と「空腹感」を見わける
• 「空腹」を楽しむ

「空腹」と「空腹感」を見わけられるようになると、単なる「空腹感」は脳の錯覚だと気づくことが出来ます。初めのうちは、お腹が空いたような気がしてクラクラしてしまいますが、その度に「でもホントはお腹空いてないんでしょ？」と思ってみると、次第に「空腹感」は感じにくくなります。

肝心の「空腹」については、
お腹が鳴るごとに「オートファジーしてる！」とプラス思考をするようにしてみました。

1回お腹が鳴ったら1オートファジー、2回鳴ったら2オートファジーです（そんな単位はありません）。

お昼ナッツ食を続けてみて2年が経過

お昼ナッツ食を始めて2週間が経った頃には、空腹感も空腹も薄れてきました。

半年が経つとお昼にナッツを食べるのは「当たり前」に。

1年も経つと、お昼のナッツをうっかり食べ忘れて一日を過ごしても問題ないくらい空腹に耐性がつきました。

お昼ナッツ食を2年間やってみてどうだった？

2年間お昼ナッツ食を継続したとはいえ、私もたまには昼食でお米やラーメンを食べたりします。
ただ、ナッツ以外の食事をしてみると、午後に身体が重かったり、眠くなってしまったりします。

おそらくお昼ナッツ食以前もこのような午後のダルさを感じていたのでしょう。
ただ、毎日のことだったため、気づいていなかったのだと思います。

1. 朝食を抜いて
2. お昼はナッツ
3. 夕飯は好きに食べる

生活のリズムの中心として、ナッツがありますね。

今後もお昼ナッツ食を続けます

2年間続けたお昼ナッツ食。
十分にナッツの恩恵を受けたので、ナッツ食やめます――なんてことは、もちろんありません。

当初の目的だった24時間断食は、今なら実践できると思います。
ただ私の中で、ナッツを食べることは「午後も頑張るぞー！」というやる気スイッチになっています。

歯が健康なうちはナッツを食べ続けようと心に決めてます。

こんなにステキなお昼ナッツ食、
一緒にやってみませんか？

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